■企画展名 | : |
アートドキュメント2017 河口龍夫 ― 眼差しの彼方 |
■会場 | : | アートコア ミュージアム-1、ギャラリー、ホワイエ、野外 |
■会期 |
: | 2017年10月21日(土)~ 12月10日(日) |
■休館日 | : | 月曜日 |
■時間 | : |
10:00~17:00(最終入場16:30) |
■観覧料 |
: |
一般 800(600)円 65歳以上・障がい者は400円 障がい者の介護者(当該障がい者1人につき1人)・高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※11月19日(日)は、関西文化の日(観覧無料) ※リピート割:半券で2回目が半額料金でご覧になれます。 受付で係員の指示に従ってください。 なお、障がい者および65歳以上の方は半額料金のため、リピート割の適用はございません。 |
「森はあらゆる芸術の源である」という基本理念のもと、当館開館時より続く現代美術のシリーズ企画「アートドキュメント」も本展で20回目を迎えました。その節目となる今回は、現代美術家・河口龍夫を招待し、当館の豊かな自然環境と氏の作品世界を融合させた大規模な企画展を開催します。
「闇」、「時間」など、河口は肉眼では捉えることのできない事象に眼差しを向けることで、目に見えない世界への気付きを鑑賞者に与える制作活動を行ってきました。そして、その時流に流されない独自の表現は国内外から高い評価を受け、個展・国際展など数多くの歴史的な展覧会に参加してきました。
本展では、日本のコンセプチュアル・アートの第一人者としての地歩を築きながらも、まるで深い森に分け入るかのように、常に先駆者として道なき道を歩んできた河口の「精神の冒険」の中で生まれる作品を展観することで、目に見えるものの向こう側、つまり眼差しの彼方に確かに存在する世界に想像を巡らせ、私たちの思考の可能性を認識する機会となれば幸いです。
※写真の無断複写を禁止します。
1940年兵庫県神戸市生まれ、多摩美術大学絵画科卒業。1965年に前衛集団「グループ位」を結成。1970年の第10回日本国際美術展「人間と物質」展や1989年、ポンピドゥー・センター(フランス)で開催された「大地の魔術師たち」展などの歴史的な展覧会にも数多く参加し、2009年には東京国立近代美術館において個展「河口龍夫展 言葉・時間・生命」を開催。2017年9月3日~10月22日には奥能登国際芸術祭に参加。
また、筑波大学や京都造形芸術大学、倉敷芸術科学大学教授を歴任し、現在は金沢美術工芸大学教授であり、教育者として多くの後進を育成している。2016年度毎日芸術賞受賞。
暗闇の中、河口氏と一緒に《DARK BOX》に闇を封印します。
河口龍夫 × 土田ヒロミ(写真家・当館館長)× 土岡秀一(美術評論家・当館顧問)
河口龍夫 × 星野太(美学者・金沢美術工芸大学講師)
河口龍夫 × 長谷光城(現代美術作家)
※諸々事情により、内容等が変更となる場合がありますので、予めご了承願います。