※新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、関連イベントを中止いたします。
浅田政志が作品や、今回の展示について、写真やエピソードを織り交ぜながらお話します。
2月22日開催!
浅田政志のスペシャルギャラリートーク&プチ撮影会!
浅田さんに会えます!
浅田撮影局が福井へ出張! 店主の浅田政志が、あなたを撮影します。
家族や友人同士、おひとりさまも大歓迎! 「浅田家全国版福井県」に登場する恐竜とともに、撮影します。撮影した写真は、当日プリントし、お渡しします。(L判/1組につき1枚)
担当学芸員による作品ガイドを開催します。
消防士やバンドマンなどに扮した作家自身とその家族を撮影した写真集「浅田家」で、木村伊兵衛写真賞を受賞。映画「浅田家!」の公開も控え、いま最も注目を集める写真家・浅田政志の企画展を開催します。代表作「浅田家」で、ユニークで新しい家族写真の形を生み出した浅田政志。本展では、「浅田家」をはじめ、制作の原点となった年賀状や写真学校の卒業制作、最新作で本会場初展示となる「浅田家 全国版」まで、浅田政志の変遷をたどるとともに、全国各地の家族を撮影した「みんな家族」、東日本大震災の写真洗浄の現場を記録した写真もご紹介します。家系図やルーツという意味をもつ “Family Tree”。展示される写真の一枚一枚は、誰かにとってかけがえのない一枚であり、それぞれの Family Tree が見えてきます。いくつもの Family Tree が交わり、重なり、やがて大木となる―。木に刻まれる年輪のように、浅田政志が撮り重ねてきた作品をぜひご覧ください。
「一生のうち、一枚だけしか写真が撮れないとしたらどんな写真を撮りますか?」これは僕が二十歳の頃、写真学校の課題に取り組む中で巡らせた妄想の問いで、導き出した答えは「自分の家族写真」でした。今回は自分の家族や全国のご家族を撮りおろした写真、そして東日本大震災で津波に流された写真を洗浄し持ち主に返すプロジェクトの記録を一つの空間に展示しています。人が見ればなんてことはない写真でも誰かにとってはかけがえのない一枚で、僕はその一枚を撮ることに全力で向き合っています。「自分にとってかけがえのない一枚はどんな写真だろうか?」僕が撮り重ねた写真の年輪からふとそんな考えを巡らせていただければ嬉しいです。
1979年三重県津市生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。自身を含む家族が被写体となった写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。自身のドキュメンタリー番組である「家族記念日」(中部日本放送)で2009年日本民間放送連盟賞最優秀賞受賞。国内外での個展やアートプロジェクトにて精力的に作品を発表している。写真集「浅田家」、および東日本大震災で被災された地域において自発的に発生した写真洗浄と返却の現場を巡った記録である「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画「浅田家!」を2020年に全国東宝系にて公開予定。