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人と自然、アートが交差する。金津創作の森

企画会 & イベント

第38回 FUKUIサムホール美術展 in 金津創作の森 展覧会

2021/11/25(木)

会期 11月27日(土)~12月12日(日)※月曜休館
時間 10:00~17:00(最終入場16:30)
会場 美術館 アートコア ミュージアム-2
料金 入場無料
備考 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、表彰式を中止いたします。
主催(公財)金津創作の森財団、FBC
後援 あわら市、あわら市教育委員会、福井新聞社、月刊URALA、テレビ金沢
協賛(株)同志舎、ホルベイン画材(株)
協力(株)井ザワ画房

入賞・入選目録  ◀こちらをクリック

●概要 
キャンバスサイズ「22.7×15.8cm」。この限られたスペースの中で、凝縮された美と創造を競う展覧会(公募展)。全国から個性的で創造性あふれる絵画が359点の応募があり、審査の結果、大賞には、井伊 智美氏(沖縄県)作品名「庭の長椅子」、準大賞には、松原 隆志氏(兵庫県)作品名:「道程」が選ばれました。

●審査委員
(50音順・敬称略・役職2021年6月現在)
川島洋一 福井工業大学環境情報学部デザイン学科主任教授
塩出周子 日本画家(創画会会友)
清水正男 全国公募美術団体一陽会委員
濱口由美 福井大学教育学部教授

●大賞・準大賞・優秀賞5点(順不同)

大賞 :庭の長椅子/井伊智美
大賞:「庭の長椅子」井伊 智美(沖縄県)

【審査委員講評】
どこにでもある路地裏のような庭に、ベンチが置かれている。物干しや庭木、散水ホース、コンクリートブロック、燐家の裏側、曲がりくねった塀、向こうの家の上にかすかな青空。なにげない風景にはたしかな生活の気配がある。なのに人影はまったく見当たらない。コロナ渦により人の姿が激減した寂しい街を経験した私たちにとって、新しい日常の風景とも感じられた。人の不在は逆に、ここにあるべき人の存在を強く想起させる。寂しくも温かい不思議な感覚をおぼえるのは、明るい光が差す画面のおかげであり、木製パネルに描いた技法のおかげかもしれない。審査員一同は、さりげないこの作品を一次審査から何度も見るうちに、徐々に魅力を発見していった。名もない生活の断片たちに向けられた、作者のさりげないまなざしの温度が伝わったに違いない。
 

準大賞:道程/松原隆志
準大賞:「道程」松原 隆志(兵庫県)

【審査委員講評】
男の表情は鮮明ではない。無数に描かれた濃淡の厚みは、傷のようにも見え、深く刻まれた皺のようにも見える。それらは顔に直接描かれるのではなく、画面の手前に透明なスクリーンとして描かれている。まるで一人の男の人生における長年の喜怒哀楽に対峙しているかのような錯覚をおぼえた。モノクロームに見える画面にはわずかな着彩があり、それもまた人生の彩りをそっと伝えている。計算された繊細でたしかな描写力に、サムホールサイズならではの語り口の可能性を、存分に楽しませてもらえる秀作である。



優秀賞:「記憶 2021-11(1)」中村 啓子(大阪府)


優秀賞:「祖母の家」緒方 智奈美 (宮崎県)



優秀賞:「宙の中で(こんにちはⅠ)」磨野 郁子(京都府)



優秀賞:「少年の顔」真下 俊威(京都府)



優秀賞:「虚実Ⅱ」脇 さち子(大阪府)


●賞

奨励賞    20点
佳 作  30点
入 選  100点

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(公財)金津創作の森財団

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TEL 0776-73-7800
FAX 0776-73-7805
E-mail
開館時間
9:00~17:00 (企画展は10:00~/夜間は貸館に応じて22:00まで

休館日
月曜日(祝日開館・翌平日休館)・年末年始
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