アンパンマンの作者、やなせたかしの故郷・高知県香美市とあわら市は、平成の大合併を経て新たな姉妹都市を締結し、今年度10周年を迎えます。本展では、姉妹都市ゆかりの作家として、やなせ氏のアンパンマンの絵本原画やアクリル画、「チリンのすず」などの初期の絵本原画、雑誌「詩とメルヘン」の表紙原画、姉妹都市にちなんだ作品など約100点を展示します。優しさと熱いメッセージを放ち、子どもから大人まで魅了し続ける、やなせたかしの世界をお楽しみください。
1919年2月、高知県香美市出身。東京高等工芸学校工芸図案科(現・千葉大学)卒。漫画家、絵本作家、編集者、演出家、作詞家、イラストレー ターなどとして幅広く活躍した。73年、絵本「あんぱんまん」を出版、同年から30年にわたり、雑誌「詩とメルヘン」の責任編集を担当。88年、「それいけ! アンパンマン」のテレビ放送が開始されるや爆発的な人気となり、今も子どもから大人まで絶大な支持を集める。2013年10月逝去。