© Kosei Komatsu 2024
自然の持つテクノロジーと人間が生み出したテクノロジーが交錯するアート表現を追求している小松宏誠氏が、現代アートと科学的技術が織りなす繊細で美しく親しみやすいモビール・アート(キネティック・アート:動く芸術)の世界を紹介します。
「浮遊」への興味から、光と影を巧みに用いて、動きのある大規模なインスタレーションを国内外において展開している小松宏誠。2022年の春の「森の夢」から2024年夏の舞台は、天井の高い大きな空間〈美術館アートコア ミュージアム-2〉でかがやく海のような「海のモビール」を中心に、夏の断片が形を持ち現れるような幻想的にきらめく想像の世界を創り出します。素材やテクノロジーを駆使した繊細で美しい、次世代のモビールアートの世界をお楽しみください。
2022年春、「KOSEI KOMATSU EXHIBITION 森の夢」を開催させていただき、自分にとっても、新しい気づきのある感じる大事な展覧会となりました。2024年夏の舞台は、天井高10mの〈美術館アートコア ミュージアム-2〉大空間で、かがやく海のような「海のモビール」を中心に、夏の断片が形を持ち現れるような幻想的な、きらめく想像の世界を表現します。ご期待ください。
1981年徳島県生まれ、2004年武蔵野美術大学建築学科卒業。
2006年東京藝術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして自然の物理現象を用いた作品制作を開始。2014年に独立。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開中。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間の空間演出も行う。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。
「釜山ビエンナーレ Living in Evolution」参加(2010)。「Wearing Light」ISSEY MIYAKEとのコラボレーション(2014)。「LEXUS Inspired By Design」のCMに作品が起用(2014)。「六本木ヒルズウエストウォーク クリスマスデコレーション Snowy Air Chandelier」(2014)。この作品がDSA日本空間デザイン賞2015優秀賞を受賞。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」参加(2015、2022)。「日本博」オープニング・セレモニーにてインスタレーションを担当(2020)。「Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 森の夢」金津創作の森美術館(2022)、「小松宏誠展光と影のモビール 空と歌」文化フォーラム春日井・ギャラリー(2024)
思ったこと、感じたこと、発見したこと、考えたことなどを、集まったみなさんとおしゃべりしながら、作品をじっくり鑑賞するワークショップです。解説を聞くのではなく、気づきを交換しながらそれぞれの視点で作品をみることで、これまでとは違った作品の見方、作品との関わり方を楽しみましょう。ご家族連れの方もご友人同士でも、もちろんおひとり様も、お気軽にご参加ください♪
ENDIA 主宰
1987年京都府生まれ。日本大学芸術学部演劇学科装置コース卒業。2012年より、プロップスタイリストとして活動。写真家の蜷川実花氏との仕事を軸に、空間にまつわる様々な分野でスタイリングのみに留まらず、ディレクションから担うなど幅広く活動中。著書「Girly Prop Styling」(扶桑社)。2020年から2022年まで、アートとプロップスタイリングが学べるオンラインサロン「アトリエ遠藤」を運営。2022年、京都芸術大学アートコミュニケーション研究センターの講座にて、対話型鑑賞(ACOP)のファシリテーションを学び、芸術施設などでファシリテーターとしても活動中。2023年より、アート鑑賞を通して深い観察力や思考力を身に付けながら、豊かな学びが得られるオンライン教室『アートダイアローグスタジオENDIA』をOPEN。